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薬院法律事務所

『平成29年度版刑事弁護実務』は出来がいまいちです・・・

2018年07月20日読書メモ

平成29年度版の刑事弁護実務を読んでいるのですが、色々と残念な出来映え。

この本は色々な執筆者が継ぎ足しで作っているので、議論が古かったり、不足する部分があります。被疑者の在監場所を拘置所にするように求めるとかも古い時代の話に思います。

例えば、70頁では、弁護人は被疑者段階の捜索差し押さえに立ち会い権がないとされていますが、実務上多い家宅捜索の立ち会いは可能です。また、その他も要望があれば立ち会わせる場合もあります。
http://milight-partners-law.hatenablog.com/…/2…/08/03/152634

勾留に関する超重要な最高裁決定もなかったり(最高裁第1小法廷平成26年11月17日決定)、保釈に関する最高裁平成27年4月15日第三小法廷決定もない。責任能力について最高裁平成20年4月25日判決もありません。もちろん、GPS判決も、電磁的記録の差し押さえの問題すらない。

公判手続の部分についてはそれなりにアップデートされてて良いのですが、、、刑事弁護ビギナーズの改訂に期待です。