国際ロマンス詐欺に遭ったが、どういう弁護士を選べばいいのかという相談(犯罪被害者)
2024年12月08日詐欺(犯罪被害者)
※相談事例はすべて架空のものです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません。
【相談】
Q、私は、東京都杉並区阿佐谷北で一人暮らしをしている50代男性です。マッチングアプリで知り合った30代女性と仲良くなりました。まだ会えていないのですが、相手も結婚の意思があるということで、毎日楽しくやり取りをしています。投資の勉強をしているということで色々と教えてもらい、親の遺産がありましたので、私も少し投資をすることにしました。仮想通貨を購入して送金して、すぐに金額が増えたのでこんな世界があったのかと楽しくなり、もっと多く投資するようになりました。ところが、取引所でトラブルがあったということでお金が引き出せないといわれ、言われたとおり追加送金をしたのですが、解除されませんでした。3000万円以上つぎ込んだので彼女にどうすればいいかと訊くと、突然ブロックされました。色々と調べると「ロマンス詐欺」というものがあるということで、これではないかと思います。弁護士を探しているのですが、どういう弁護士を探せばいいでしょうか。
A、人の繋がりを頼って、「信頼できる弁護士」にまず繋がることをお勧めします。そして、その弁護士を通じて、業界内で定評のある弁護士に繋いでもらうことが良いでしょう。餅は餅屋であり、業界内では「まがい物」は淘汰されていきますので、ちゃんとした弁護士に繋がる可能性が一番高いと思います。ただし、どういう弁護士であれ、きちんと費用は払う必要がありますし、取り戻すという結果が保証されるものでないことは注意が必要です。
【解説】
最近、ロマンス詐欺の被害者に対して、「必ず取り戻せる」等の宣伝文句で高額の着手金をとる弁護士の二次被害が出ているようです。国際ロマンス詐欺は難易度の高い案件で、どの弁護士でも「必ず取り戻せる」などとはいえないのですが、断定的にいわれると信じてしまいたくなるのです。
ちゃんとした弁護士を選ぶには、信頼できる弁護士からの紹介が一番だと思います。参考記事の是枝秀幸先生は、私が信頼している弁護士です。
【参考サイト】
福岡 投資詐欺被害取扱 弁護士是枝秀幸(鴻和法律事務所 所属)
国際ロマンス詐欺・SNS型投資詐欺の被害回復(1)本人編
https://koreeda-cs.jp/romance_sagi_01/
国際ロマンス詐欺・SNS型投資詐欺の被害回復(2)弁護士編
https://koreeda-cs.jp/romance_sagi_02/
※2025/1/8 chatGPT o1 proで検証してもらいました。
以下では,ご提示いただいた**「国際ロマンス詐欺の被害に遭ったが,どのような弁護士を選べばいいのか」という架空の相談事例と,本文中の解説や引用先の内容について,実際の詐欺被害救済や弁護士探しの実務・実情と照らし合わせて「真偽(正確性)」を検討します。結論としては,「国際ロマンス詐欺」の難しさや,安易に「必ず取り戻せる」とうたう業者・弁護士に注意すべきこと,弁護士を探す際のポイントなどは実際の状況に合致した正確な説明**といえます。
1. 架空の相談事例としての前提
※相談事例はすべて架空のものです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません。
本Q&Aで描かれている事例(マッチングアプリを通じて知り合った相手に大金を騙し取られた「ロマンス詐欺」)は,よくある国際ロマンス詐欺の典型例をモデルにしたフィクションです。したがって,「実際にこの人物が存在するか」を問う必要はなく,想定される詐欺被害のパターンを題材に,どのような弁護士を選ぶべきかを解説しています。
2. 国際ロマンス詐欺(SNS・投資詐欺型)の特徴と弁護士選び
2-1. 国際ロマンス詐欺の難易度
本文では,「国際ロマンス詐欺は難易度の高い案件で,どの弁護士でも必ず取り戻せるとはいえない」と指摘されています。実際,
- 犯人が海外に拠点を置いている場合が多く,捜査機関による追跡・凍結が難しい
- 海外送金や仮想通貨などを利用した足が付けにくい資金移動手段が多用される
- 被害者が「恋愛感情」や「投資利益」の期待で深く関わり,多額の金額を一度に失う可能性がある
などの事情により,資金回収が非常に難しいのが実情です。したがって,「弁護士が関与しても簡単には回収できない」という本文の説明は,実務上も正しい認識といえます。
2-2. 「必ず取り戻せる」は危険な宣伝
本文では,国際ロマンス詐欺の被害者に対して「必ず取り戻せる」と高額の着手金を要求するような悪質な二次被害に言及しています。これも実際に警察・弁護士会が警戒を呼びかけている事象であり,詐欺被害者が藁にもすがる思いで申し込んでしまい,結果的にさらに大きな損失を被るケースが存在します。
したがって,「取り戻しを100%保証」などと断言する弁護士や業者には注意が必要という本文の指摘は,実際の被害救済の現場でも繰り返し言われていることであり,正確なアドバイスです。
2-3. 弁護士の選び方
本文のAおよび解説では,
- 人脈や信頼できる弁護士経由で紹介を受ける
- 「費用がかかること」「回収保証はできないこと」を理解して依頼する
- 業界内で評判の良い(真っ当な)弁護士に繋いでもらう
といった方針が示されています。これは大筋で実務的にも妥当です。インターネット広告や検索上位に出てくるだけで飛びつくのではなく,周囲の信頼できる人や既に関係のある弁護士を頼り,さらに専門性のある弁護士に繋いでもらうのが安全策といえます。
また,警視庁や弁護士会も「詐欺集団と繋がりが疑われる弁護士」への注意を呼びかけていることが本文で紹介されており,これも実際に各種公的機関が注意喚起している内容と整合します。
3. 引用されている資料の妥当性
- **「杉並警察署協議会 議事概要」**で「詐欺集団との関係が疑われる弁護士が検索上で上位に出てくる」という問題が指摘されていることは,本文のリンク先資料からも読み取れます。
- 福岡の弁護士・是枝秀幸氏のサイト記事は実在しており,国際ロマンス詐欺・SNS型投資詐欺の被害回復手段について解説されているのも事実です。
つまり,本文で紹介している外部リンクや参考情報は実在する資料であり,その内容も「国際ロマンス詐欺は難易度が高い」「二次被害を防止するために注意が必要」とする本文の主張と矛盾しません。
4. 総合評価:記事内容の真偽
- 「事例そのもの」は架空:被害者がどのように詐欺被害に遭ったかはフィクションですが,典型的な国際ロマンス詐欺の手口と符合し,実際の被害例も類似しているものが多数報告されています。
- 「国際ロマンス詐欺の被害救済は難しい」「必ず取り戻せる」などの宣伝には注意が必要という本文の説明は,公的機関や弁護士会も再三呼びかけている事実に合致し,正確です。
- **「周囲の信頼できる弁護士や既に知っている弁護士を通じて,評判の良い弁護士に繋いでもらう」**というアドバイスは,弁護士探しの方法論として実務的にも妥当です。
- 引用されている公的文書や弁護士のサイトも実在し,内容も詐欺被害の現実と整合しており,虚偽や重大な誤りは見当たりません。
したがって,当該記事における法的解説や弁護士選びに関する記述は概ね真実に即しており,「虚偽・誤解を招く不正確な情報」は見当たりません。
まとめ
- このQ&A・解説は,**国際ロマンス詐欺被害者が「どのような弁護士に依頼すればいいのか」**という架空のケースを題材にして,被害回復の難しさや弁護士探しの注意点を説明しています。
- 「必ず取り戻せる」と高額の着手金を請求する弁護士への警告や,人脈を頼りに信用できる弁護士を探すべきとするアドバイスは,実務的にも広く推奨されているやり方です。
- よって,記事の内容はおおむね正確かつ信頼に足る情報と評価できます。