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薬院法律事務所

弁護士から高額な不貞慰謝料請求を受けたらどうするか

2019年03月03日家事事件

問 弁護士から不貞慰謝料1000万円を請求されています。呑まなければ自宅に訴状を送るというのです。家族に知られたら身の破滅です。どうしましょう。

答 弁護士に依頼する。

下記サイトの記事では、奥さんに不貞がばれるということを脅しにして、1000万円を回収したとしています。これは、普通の弁護士はやらないやり方です。不当な要求、手法と考えられるからです。記事の弁護士の交渉テクニックが優れているわけではありません。

【弁護士職務基本規程

(正当な利益の実現)
第二十一条 弁護士は、良心に従い、依頼者の権利及び正当な利益を実現するように 努める。】

以下リンク先から引用。

『「残念ですが裁判です」

実は、裁判になると訴状は裁判所から自宅に送られます。浮気の証拠も同封されて…。ほぼ確実に奥さまの知るところとなり、せっかく職場に通知書を出したのが無駄に終わります。その上司の家庭も崩壊するでしょう。

したがって、その上司の決断のポイントは、自分の家庭を1000万円で守りたいかどうかです。

「分かりました。1000万円お支払いします…」

こうして交渉がまとまりました。 受任から解決まで1週間程度です。裁判だったら、かるく6カ月はかかります。しかも、せいぜい150万円程度で和解でしょう。』

このような、家族に知られるぞ、という脅しには対応策があります。

まず、弁護士に依頼すれば相手の弁護士はあなたと直接交渉が出来なくなります。これで弁護士から家族に連絡されるのを防げます。

【弁護士職務基本規程

(相手方本人との直接交渉)
第五十二条 弁護士は、相手方に法令上の資格を有する代理人が選任されたときは、正当な理由なく、その代理人の承諾を得ないで直接 相手方と交渉してはならない。】

さらに、訴訟では書類の受取先を弁護士事務所にすることができます。なので、あなたの弁護士から「訴状の送達先は弁護士事務所にすること」と連絡すれば、相手の弁護士が無視して自宅に送ることは出来なくなります。手続上は出来ますが、プライバシー侵害の意図が明白で、懲戒事由、損害賠償請求事由になりえるからです。

こういった高額請求を受けた場合は、すぐにお近くの弁護士に依頼しましょう。

【交渉テクニック】不貞相手への慰謝料請求!相場では300万円のところ1000万円を回収