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薬院法律事務所

服役前科ありの窃盗癖(クレプトマニア)の再犯で不起訴

2018年07月19日解決事例

<相談前>
複数回窃盗事件で刑務所に収監されたことがある方が、再び侵入窃盗未遂で逮捕されました。本人はお金も持っており、盗む必要は全くありませんでしたが、スリルを求めて再犯をしてしまったようでした。

本人からの要請で警察署で面会しました。

 

<相談後>
本人の話では、他人の家で飲み物を飲みたかっただけということでしたが、警察は金品を盗む目的だったのだろうと厳しく追及していました。そこで、弁護人から検察官に取り調べにつき配慮するように申し入れを行いました。

その上で、本人とご家族から事情を聞き取り、被害者に対して示談を申し入れました。本人の事情を詳しく話した上で、ご理解頂き、無事に示談が出来ました。その上で、釈放された場合には病院に行くように手配をしました。

その後、検察官としては起訴したいという気持ちがあったようですが、結局窃盗未遂については起訴されず、建造物侵入の罰金のみで終了しました。

 

<弁護士からのコメント>
難しい事件でした。窃盗未遂が不起訴になったのは奇跡的でした。実は、示談成立後に勾留取り消し請求もしましたが、却下されています。

クレプトマニアは盗撮癖と同じような問題があると感じています。本人も、ご家族も悩まれています。再犯も多く、悩ましい問題です。ただ、それでも刑務所が有効な手法とは思えません。最終的には本人自身が自覚して、自分の力だけでは止められないことに気がついて、万引きをしないような生活習慣を身につけるしかないと思います。