【解決事例】覚醒剤再度使用で執行猶予
2018年07月19日解決事例
<相談前>
覚醒剤の執行猶予前科がありました。執行猶予期間は明けているとはいえ、起訴されれば実刑となる可能性が高い事件でした。本人は、たまたま同乗者が覚醒剤をしてて吸い込んだだけと主張していました。
<相談後>
同種の弁解について、裁判所でどうみられるのかにつき、文献を調査してお話しました。すると、本当はしていたことを告白されました。
覚醒剤をすることの意味を家族も含めてお話して、本人が二度としないようにするためにどうすべきか、具体的に考えてもらい、また、収監された場合の家族の困窮についても詳しく聞き取りました。結果、執行猶予になりました。
<弁護士からのコメント>
覚醒剤使用の方は被害者であると思っています。自分ひとりでは辞められないのです。そこを認めてからが始まりです。家族も大変苦しまれています。
しかし、国選弁護では流れ作業がされて「もうしません」と言わせるだけで終わっているのが大半です。そして、また繰り返してしまうのです。
家族も含め、自分自身を見つめなおすこと、予防策を実践していくことが大事です。