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薬院法律事務所

刑事弁護

中学生の娘が友人と一緒に万引きをして、警察と学校に通報されたという相談(万引き、少年事件)


2024年09月29日刑事弁護

※相談事例はすべて架空のものです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません。

 

【相談】

 

Q、私の娘は福岡市内の公立中学校に通う中学3年生です。先日、学校から電話があり、娘が友人と一緒に雑貨屋で万引きをしたといわれました。何度もしているそうで、お店の人は凄く怒っているそうです。真面目で大人しい娘で、お小遣いが少なかったのかとか、悪い友人に影響されたのかとか、転校した方がいいのかとか、毎日ネットで調べて考えているのですが、混乱しています。どうすればいいでしょうか。

A、少年事件の経験があり、両親と少年本人に寄り添う弁護士を探して、依頼すべきです。一人で考え込むと袋小路に入り込んでいきます。警察や学校との対応について弁護士に関与してもらうだけでも気持ちは楽になります。一番傷ついているのは娘さんですので、娘さんのことを第一に対話されてください。

 

【解説】

 

時折あるタイプの相談です。何故万引きをしてしまうのか、ということはその人ごとに原因は異なり、一概にこうだということはできないです。今回の相談事例だと、「友人と」ということがあるので、ご相談者様の見立てどおりに「友人」に影響されているということはありえると思います。「仲間はずれにされたくない」という思いからズルズルと集団万引きに引き込まれてしまう子どもはいます。

その場合、人間関係の見直しが必要なのですが、それだけではなくて、自分自身のしたことを自分で受容できるようになることが大事です(このタイプの少年は自責の念を強くもって引きずってしまいがちです)。親御さんの暖かい思いがあれば必ず回復しますが、警察や学校との対応もしながら、少年本人のケアもするのは大変なことで、無理があります。費用がかかっても、ご家族に寄り添って対応する弁護士を探して依頼することをお勧めいたします。

 

【参考リンク】

 

トップ > 裁判手続案内 > 裁判所が扱う事件 > 少年事件

https://www.courts.go.jp/saiban/syurui/syurui_syonen/index.html

万引き事件弁護要領(在宅事件)