当事務所では、以下のような料金設定を基本としております。事案の難易度・余罪の有無・示談交渉の有無などにより金額は変動しますが、まずは標準的な金額をご紹介いたします。
– 交通費や出張費などは実費精算し、追加費用が発生する場合は事前にご説明の上で納得いただいてから対応いたします。
– お支払い方法は、ご状況に応じて分割など柔軟に対応いたします。お気軽にご相談ください。
詳細につきましては、以下のPDFをご覧ください。
▶ 私選弁護委任契約書ひな型(被疑者)
▶ 私選弁護委任契約書ひな型(被告人用)
▶ 私選弁護委任契約書ひな型(少年用)
被疑者(在宅/身柄)、被告人、少年事件など各ステージごとの契約書ひな型を公開しております。
▶ ②委任契約書別紙・弁護士に依頼される方へ(刑事弁護)
▶ ③委任契約書別紙・ChatGPT等の生成AIツール活用に関する覚書
委任契約書の補足説明書類です
▶ 弁護士報酬説明書(刑事事件用)
刑事事件の依頼があった際に、具体的な費用の内訳をご説明する書面です。
▶ 薬院法律事務所報酬基準
当事務所の基本的な料金体系を定めた基準です。
※表示はすべて消費税込です。
相談料
1. 相談料(zoom相談可能)
- 初回相談無料:既に刑事事件になっている案件については、初回無料相談を実施しています。
- まだ刑事事件になっていない案件のご相談:11,000円/60分
- 2回目以後のご相談:11,000円/30分
- 福岡県内での初回接見依頼:3万3,000円/回(税込・交通費別)
着手金
2. 着手金
- 被疑者段階:19万8,000円~(税込)
- 例:在宅・自白・示談不要の場合の最低ライン
- 追加:逮捕回避活動・余罪対応・示談交渉などがある場合は要見積
- 起訴後:19万8,000円~(税込)
- 例:執行猶予が見込まれる自白事件で、示談交渉が不要な場合の最低ライン
- 大型事案・余罪発覚などは別途査定
- 追起訴:同額の着手金を加算
報酬金
3. 報酬金
3-1. 被疑者段階の報酬金(基本額)
- 勾留請求阻止、その他釈放:10万円~
- 略式請求(罰金):19万8,000円~
- 不起訴(事件終結):33万円~
- 示談成立:11万円~
- 釈放:11万円~
3-2. 起訴後の報酬金(基本額)
- 執行猶予判決:19万8,000円~
- 実刑判決でも求刑より3割以上減刑:19万8,000円~
- 無罪:110万円~
- 追加日当:8万2,500円(3回以上公判期日・公判前整理手続期日・打合せ期日がある場合に適用)
実費
4. 実費等の取り扱いについて
- 実費とは、収入印紙代・郵便切手代・謄写料、交通通信費、宿泊料などを指します。
- その他、保証金・保管金・供託金など、事件処理のために必要となる金額をお預かりする場合もあります。
- 支払い方法
・事件のご依頼時に概算額としてお預かりするか、または支出が生じた都度にご精算をお願いする方式です。 - 謄写料
・白黒1枚あたり:10円
・カラー1枚あたり:50円
・原則として、事件終了時に弁護士が手持ち記録を元に枚数を確認し、一括計算いたします。 - 領収書・明細の交付
・領収書の取得が可能な支出については、領収書の写しを添付し、実費の明細を精算時にお渡しします。
出張日当
5. 出張日当
- 出張日当は、原則として発生しません。但し、依頼者の希望により出張する場合は出張日当がかかります。
- 出張時間が1時間超の場合:1万1,000円/時間
- 21時~翌9時:上記の倍額
- 1日上限:11万円
- 精算時期:原則都度請求(弁護士の判断で事件終了後まとめて精算も可)
- 緊急時:事前連絡できない場合でも、後日すぐに依頼者へ連絡します。
よくある質問(Q&A)
6. よくある質問(Q&A)
- Q. 分割払いは可能ですか?
- A. はい。経済状況に応じ、月5万円ずつのお支払いなど柔軟にご提案いたします。
- Q. 着手金・報酬金以外にかかる費用はありますか?
- A. 実費(交通費、文書料など)と上記「出張日当」などが発生する可能性があります。事前にご説明いたしますのでご安心ください。
- Q. 当初は示談交渉が不要な案件が必要になった場合に着手金の増額はありますか。
- A. 盗撮事件で、被害者が不明だったのが特定された場合などには増額の可能性はあります。契約締結前にご説明いたしますのでご安心ください。
- Q. 略式請求(罰金)の場合でも報酬金が発生するのは何故ですか?
- A. 正式裁判を回避できたという点で「成功」だからです。初犯の万引き事案(余罪なしか僅少)等については報酬金を設定しない場合もあります。
- Q. 被疑者段階で不起訴にならなかったらどうなりますか?
- A. 起訴後も引き続きご依頼いただく場合は、別途着手金が必要となりますが、在宅事件か身柄事件か、示談交渉の有無などにより個別にお見積りいたします。
モデルケース
以下は、「7. モデルケース(実費や日当等を除く、着手金・報酬金の想定例」 として整理したものです。現実の事件では個別事情により増減額や追加着手金等が生じる場合がありますので、あくまで“モデルケース”としてご参考ください。
7. モデルケース(犯罪類型別)
1. 男性 盗撮 初犯
- 事案概要
・被害者不明(目撃者に取り押さえられ、下着盗撮が発覚)
・スマートフォンに同種動画が10件ほどあり、同種前科なし
・自白事件 - 着手金:19万8,000円(税込)
- 報酬金
・略式請求で罰金 → 19万8,000円(税込)
・不起訴 → 33万0,000円(税込) - 追加着手金
・被害者が判明し示談交渉を実施する必要がある場合 → 13万2,000円(税込)
・示談成立の追加報酬金 - 示談が成立した場合 → 11万0,000円(税込)
2. 男性 大麻所持 初犯
- 事案概要
・乾燥大麻5gを自己使用目的で所持
・薬物使用歴1年程度
・自白事件 - 着手金:19万8,000円(税込)
- 報酬金
・不起訴 → 33万0,000円(税込)
3. 女性 万引き 初犯
- 事案概要
・大手スーパーでの万引き
・店舗が示談交渉を拒否する可能性が高い
・過去に同種犯行が約10件(ただし前科なし。いわゆる常習傾向)
・自白事件 - 着手金:19万8,000円(税込)
- 報酬金
・略式請求で罰金 → 19万8,000円(税込)
・不起訴 or 微罪処分 → 33万0,000円(税込)
4. 女性 交通事故(救護義務違反) 初犯
- 事案概要
・相手方は加療2週間程度(頸椎捻挫)
・衝突の認識を否認
・自白事件ではなく、否認部分あり
・過去に同種前科なし - 着手金:33万0,000円(税込)
- 報酬金
・起訴猶予処分による不起訴 → 33万0,000円(税込)
・嫌疑不十分による不起訴 → 66万0,000円(税込)
【留意事項】
- 1.ここに記載する金額は標準的な目安であり、 重大案件(傷害結果が重篤、余罪が多数、マスコミ報道が予想される等)については別途お見積りとなる場合があります。
- 2.事案の特性(否認事件や余罪多数の事件など)により、着手金・報酬金の増額や 追加の日当 が発生するケースがあります。たとえば、現地調査・証拠収集・検証立会いなどを複数回実施する場合、所定の日当額(1時間を超える出張など)が加算されることがあります。
- 3.実費・交通費・宿泊費等は、この表の金額とは 別 にご精算いただきます。着手時に概算でお預かりする場合もあります。
- 4.上記はあくまで モデルケース であり、 個々の事件事情(捜査の進展具合、被害者との示談状況、異なる事実関係の追加発生など)により金額が上下することがある点をご了承ください。