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薬院法律事務所

刑事弁護

書籍紹介 城祐一郎『盗犯捜査全書―理論と実務の詳解―』(刑事弁護)


2018年07月20日刑事弁護

良書です。公刊物未搭載の裁判例も多く取り上げていて、盗犯捜査で警察がどのように考えて行動するのか参考になります。クレプトマニア(窃盗癖)と責任能力の問題にも18ページも割いていたり、最新の問題にも対応しています。

また、例えば、置き引き犯を捕まえるためにわざとベンチにバッグを置いて、そこで犯人が手を出したところを捕まえた、といった場合は「結論として違法なおとり捜査に該当する」としています(610頁)。単なる警察の擁護本でなく、参考になります。学者の本や論文もしばしば引用されています。

 

http://tachibanashobo.co.jp/products/detail.php?product_id=3288

 

【解決事例】服役前科ありの窃盗癖(クレプトマニア)の再犯で、不起訴にできないかという相談

万引き事件弁護要領(在宅事件)