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薬院法律事務所

刑事弁護

嫌疑不十分不起訴の場合のネット情報の削除請求(刑事弁護)


2019年01月31日刑事弁護

現在、下記最高裁判例により、検索エンジンから前科に関する情報を削除させることは困難になっています。しかし、嫌疑不十分不起訴の場合については削除を認めた裁判例があるようです。

116 インターネット検索事業者に対する検索結果の削除請求

筑波大学准教授 石井夏生利
最高裁平成29年1月31日決定

「他方、性犯罪に関して嫌疑不十分を理由に不起訴処分になった者について、本決定を引用しつつも、URL情報等が表示され続けることで、現実的には無罪推定の原則に反し、閲覧者に有罪の嫌疑を抱かせる可能性が大きいとして、名誉ないし信用毀損のおそれを理由とする削除を認めた仮処分決定も下されている(東京高裁平成30年8月10日判例集未登載)」

気になりますが、D1-LAWでは出てきませんでした。

http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641115415