廃棄物不法投棄事案について、どういった取調べがなされるのか(刑事弁護)
2021年03月07日刑事弁護
時折相談がある事例ですが、あまり文献がありません。KOSUZO SAITAMA 2017年11月号にはわりと詳しい解説がありました。
(1) 早期の現場臨場
(2)投棄現場の見分
(3) 投棄廃棄物の種類及び量の特定
(4) 関係者からの聴取による調書化
(5)投棄廃棄物の排出源等の捜査
(6) 関係機関等への照会
(7)排出事業者等に対する捜索、検証
(8) 被疑者の特定
(9)被疑者取調べと背後関係の追及
という手順になるようです。最近は大規模な不法投棄事案は減っているようですが、個人が引っ越しの際のゴミ処理費用を節約するために軽い気持ちでされることがあります。
時には逮捕にもつながる事件ですので、捜査にはきちんと対応する必要があります。
福岡県警察 環境犯罪についての情報を求めています。
https://www.police.pref.fukuoka.jp/seian/keizai/oo4/002.html