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薬院法律事務所

刑事弁護

「児童買春したことがばれますか?」という質問


2021年09月01日読書メモ

時折ある相談です。

だいたいの場合、色々と自分なりにインターネットで調べてきて「LINEはもう消してる」とか、「偽名を使っている」とか、「監視カメラはなかった」とか、ご本人なりに発覚しないように苦心していたりします。

ですが、「バレるときはバレるよ」という回答になります。相手がいるわけですから。

KOSUZO FUKUOKA 2019年12月号42頁には福祉犯の捜査端緒として次の事項があげられています。

【4端緒入手要領
(1) 家出少年等の保護及び非行少年等の補導
(2) 街頭補導、警ら等の街頭活動
(3) 巡回連絡、学校連絡
(4) 聞込み及び風俗営業等への立入調査
(5) 暴力団員等の検挙
(6) 投書、各種相談等
(7) サイバーパトロールの実施
(8) 他事件の被疑者、被害者からの事情聴取】

このように、警察は色々な場面で福祉犯の発見に目を光らせています。なので、どこからバレるかはわかりません。実務的には、サイバーパトロールなどで補導された児童から芋づる式で検挙されることが多いという印象です。

児童買春は、自首をすることで、逮捕や報道を回避できる可能性が十分あるタイプの事件になります。一般的には、ずっと不安に怯え続けるより、自首した方がいいタイプの事件だと思っています。お悩みの方はお近くの弁護士に相談されてください。

なお、弁護士に依頼するお金がないという場合は、服部啓一郎ほか編著『先を見通す捜査弁護術』(第一法規,2018年3月)という本をおすすめしています。自首についての手順が詳しく記載されています。

自首の手順(万引き・盗撮・痴漢・児童買春等)