膝下の盗撮は迷惑行為防止条例違反になるか
2021年07月31日読書メモ
着衣の上からの盗撮と同様に考えることができます。
実務的にはこんな感じです。
直ちに卑わいな言動とは言い切れない→卑わいな言動にあたることもある、といえます。
なお、令和4年12月5日最高裁判所決定は「前かがみになった女性のスカートの裾と同程度の高さで至近距離からカメラを構えており、人を著しく羞恥させる行為だ」としているようです。そうなると、今後はより検挙されやすくなると思います。
捜査研究会編『必携取調べチャートー刑法・特別刑法一【第2版】』(東京法令出版,2017年9月)224頁
【ビデオカメラの残存映像を確認した結果、女性の膝下部分が多く撮影されていた。
この場合被疑者は足フェチ(フェティシズムの略)の可能性が大
卑わいな言動に当たるか
そもそも膝下は、スカートをはいた女性なら誰しも露出している部分であり、世間一般に露出されている部分を撮影することが直ちに卑わいな言動とは言い切れない】